ナマコから癌の研究まで、ベトナムとオーストラリアは科学イニシアチブで協力を開始します。これは、経済成長の恩恵をより多くの人々に均等に分配するために、イノベーションを使用する方法を意図しています。
オーストラリア政府は、いわゆるAus4Innovationプログラムの一環として、ベトナム科学技術省と共同で開催したコンペで、3チームの勝者に160万豪ドル以上を寄付しました。受賞チームはベトナムとオーストラリアの大学の、3つの異なるペアで科学研究に協力します。
先週のハノイでの授賞式で、科学技術省のBui The Duy副大臣は、「オーストラリアとベトナムのイノベーションパートナーシップは、両国がそれぞれのイノベーションシステムを強化するうえで、ベストプなモデルを共有できる効果的なメカニズムであることを証明しました」と述べ、また、「Aus4Innovationプログラムの下で提供される助成金が、どのようにイノベーションを起こすかの例を設定することを願っています。特に共同で開発および実装できる場合、それは、我々の社会を変革し、経済的、社会的、環境的な持続可能性を提供します」と付け加えました。
助成金の1つは、油で揚げたりキノコとブロッコリーと煮込んだりと、一般的にアジア料理に使われる海の長い動物、ナマコを中心にしています。助成金を受け取った科学者は、ナマコ養殖の生産性を高められると信じているホルモンの生産方法を研究しています。これはベトナムにとって重要であり、それは農民に生産性を向上させたいからです。それによって環境に害を及ぼすほどの資源を消費することなく、持続可能な生活を送ることができるのです。同時にこの製品は、最小限のホルモンや、他者の食品への介入を望む人々の間で、栄養倫理の問題を提起する可能性があります。
助成金の受領者の1チームは、オーストラリアのUniversity of the Sunshine Coast (USC)と、多くの島で知られるベトナムの南中央海岸沿いの観光ビーチタウンであるNha TrangのResearch Institute for Aquaculture No. Three (RIA3)の研究者です。
彼らは助成金を申請したベトナムの115のグループ間で競争し、「潜在的な経済的および社会的影響」に基づいて選ばれたと、ベトナムの首都ハノイにあるオーストラリア大使館はプレスリリースで報じました。
もう1チームは、University of SydneyとベトナムのNational Health Strategy and Policy Institute (NHSPI) との共同研究で、乳がんの診断方法の改善に取り組んでいます。
最後のチームは、「第4産業革命」の一部と見なされるテクノロジーを使用して、水の供給の監視と処理を改善しています。特定の技術についての説明はないものの、アプリケーションを考えると、おそらく「モノのインターネット」デバイスを意味し、これはインターネットに接続するためのチップを備えたセンサーなどのデバイスであるため、データを収集することができます。このチームは、University of Technology Sydney (UTS)と、Vietnamese National University of Engineering and Technology (VNU-UET).から来ています。
「イノベーションシステム間のより深い、より強い結びつきは、ベトナムとの戦略的パートナーシップの重要な目標です」と、オーストラリア大使館の担当官であるRebecca Bryant氏は述べ、さらに「両国の研究機関の間で、ますますコラボレーションが進むことを嬉しく思います」と付け加えています。